僕なりの追悼、名もなき魚/れるむ
 
冷たい水に耐え切れずに
何を思って息絶えたのだろう
異国の水の中で何を思っただろうか

そこに愛がなかったのは必然的なことで
涙がでないのは不思議でも何でもなくて
きっとそれはエゴに象られた冷酷な心

愛すべきものはこの手で足りるほどで
それは少し悲しく
そして少し嬉しくもある

そんなエゴ

だらしなくて、きっと僕は弱い
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