不安定な下り坂/
氷吐
規定量を守れなかったから錠剤と踊る旅は終わった。木陰で話した事や星を見上げた事が過去へ辿り交わした時間もコーヒーに溶け残る砂糖に。
着床を待たず全ては砂と化す。真実は移ろう物だからこそ言葉に責任を持つのは無責任だから夕鶴の舞う季節を待っていたかった。
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