りぴーと/涙(ルイ)
 
あとどれくらい風にさらされ続ければ
何も感じなくなるのだろう


あとどれくらい嘘を重ね続ければ
上手に笑えるようになるのだろう


もうとっくに馴れてきたつもりだった
好きな人がボクを避けてることに気づいてしまっても
大切にしたいものが 次々壊れてしまっても
不安でたまらなくて そばにいてほしいときにかぎって
決まってひとりぼっちになってしまう夜も
平気平気って笑ってられたはずなのに
何でもないよって顔してられたはずなのに


あの頃ととてもよく似た風が過ぎるたびに
忘れていたはずの古傷が また
ボクの芯の芯まで疼き出す
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