起きぬ翁/udegeuneru
 

警察と隊員
動かないじじい
夜更け
やっぱ警察か隊員どっちかに話しかければ良かったと思いながら
硬く澄んだ音の粒により眠りに誘われる
硬く澄んだ眠り

動かないじじいは
輪廻転生により
俺より15歳も年下の、警察の娘
と俺の子として
13年後に生まれる
ちなみにその時破水した妻を病院に運んだのは
あの救急隊員である

という夢を見た

などというようなことを俺は文章化して
自由詩として詩投稿サイトに投稿している
ここで分かることがある
じじいの死と俺の詩には直接の因果関係が成立している
それは取りも直さず、俺の人生とも因果があるということだ

じじい「勝手に殺すなー」
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