ゐ/
たけ いたけ
ふわりとしたなかに
グワリと揺れていく内耳を
参拝
ね
泡が散らばる空中に
飛んでいける浮力は
いつも心臓で作り出されているね
白ゴマを口にいれ
たくさん喋りだす骸骨は
人類愛の象徴でもいいじゃないか
僕はそれで充足する
充電する
白鯨を待ち
青くなり
閑散とする冷たい部屋の中で
出産する
儀式する
あられを本棚に飾ろう
冷蔵庫から冷気が来る
ね
あした目の前に君が居たら
僕はなにか話す
かね
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