学校について、投稿について/んなこたーない
 
ともかく、もしかしたら、あの出来事がぼくが人生を根本から疑うようになった
最初のきっかけだったのかもしれない。

「竹、竹、竹が生え」
「竹」は四つあったほうが座りのいい気がするが、それはともかく、これは一体何事だろう?

   かたき地面に竹が生え、
   地上にするどく竹が生え、
   まつしぐらに竹が生え、
   凍れる節節りんりんと、
   青空のもとに竹が生え、
   竹、竹、竹が生え。

たしかに清澄で鋭角的な響きが感じられる。しかし、だからどうしたというのだ?
それが幼き日のぼくの偽らざる感想であり、それはまた、毛の生え揃ったいまのぼくの偽らざる感想でもあ
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