十三のつく日のふたり。/
哀詩
を、
知っていた。
知っていた。
十三のつく日に、わたし達は、繋がった。
十三のつく日に、わたし達は、離れた。
理由は言葉にしていけない雰囲気をまとっていて、
あいを憶えようとやっきになったのだけれど、
わたし達はしょせん効率好く体温を交えうる程、大人でない。
距離はそのまま、わたし達になって、
わたし達は、恋をしていた。
わたし達は、恋をしていく。
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