paranoia/
れるむ
ミステリアスな彼女は
サジタリアスの墨を纏った
僕のマドンナ
言葉遊びではなく
めがねが曇っているのは
ラーメンを食べているから
ここに来るミュージシャンは
皆口パクで
明日への希望やらを歌っている
「その船に僕も乗せてくれないか」
そんなことを考えているうちに
マドンナはラーメンの汁を飲み干し店を出た
ま、待ってくれサジタリアス
いや、ミステリアス
君はマドンナ
たとえ背中のサジタリアスが
僕の創り出したものだとしても
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