アステカの心臓/rue
 
変え偏光し
人々の中に基督の復活のように顕れ
皆は歓喜し
涙し
その場へ
ひざまずく

それぞれの心の隅で腫瘍のように
硬くなっていたものが
溶け始め
ほんの少しの慰めと一緒に
温もりとなって散って行く

人々は月と星々を仰ぎ見て
感謝し
アステカの民のように
僕のプラズマを
神に捧げることができたことに
悦び入った

そしてまた今年も
カーニバルがやってくる
今年の生贄もまた僕だ
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