24歳のニール・ヤングがOnly Love Can Break Your Heartと歌っているよ/んなこたーない
 
ぼくらが普段使う意味での「愛」の観念が一切欠如しているということで、
これはとりもなおさず、かれの思想が一貫した反ヒューマニズムであるということである。
これは不名誉なことではないし、別に咎めているわけでもない。
弁護士、政治活動家、であると同時に宗教家でもあったガンジーにしてみれば、
人間を選ばず、神を選ぶのは当然のことであったのだろう。

ガンジーは次のように書いている。
「神を伴侶にしようと欲する者は、孤独を持するか、それとも全世界を伴侶にするかせねばならない」
ぼくらにとって愛とは互いの孤独を交換しあう試みであるのだから、
あえて孤独を持するという決意にはどこか突飛な印象
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