或る夜の喜劇/ゆるこ
 
廃墟の中に忘れた四肢を
気球に乗って取りに行った

夢心地に浸り
痛みにバター塗った


くるくるまわる
コーヒーサーフィンみたいな憂鬱は
ティッシュに包んで昨日へ投げた


曇り空から覗いた上司が
鬱憤吐き出して

やがて枯れる心で

チーターがタップを踏んでいた

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