人生マラソン/
ぽえむ君
いつもみんなよりも前に走っていた
けれどもそれは
人生のたった最初の十八年だけに
すぎなかった
次の四年間は
自惚れていた自分がいた
適当に時間を過ごせば
それで許されていた
ペースダウンをしている自分に
気づかない自分がいた
自分の自慢が消えてゆく
自分の苦労が増えてゆく
自分よりずっと後ろにいたあいつが
今では世の中をリードしていた
自分の幸せを見失う
自分の不安が見えてくる
それでも走らなければならない
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