蛍夜/唐草フウ
 

見えないカルピスがながれていたの
日曜日のよるに
へやを暗、く・して
どうしてもそれが
ほたるのようで

やんわりと
灯し、宛てる
どこかに飛んでいきそうな
空のおしり
ぼくはそれを
寝っころがってみていたよ

欲をいえば
そのひかりのしたで
あいしあうことをしたい、なんて
ながれるカルピスがすぎたら
目に映るレモンドロップ
うそでもそう
惑いねがった
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