チェリーコーク/柚木
 
た馬鹿な男達
それは心を刺激する
安っぽいのに派手なホテル
愛情とは名ばかりの
セックスのための甘さ
どれもこれも
私の身体を壊してく

それがどうしようもなく心地よくって
それをどうしようもなく繰り返す

愛を知らない私でも
繋がることは出来るんだよ


真面目ぶって受ける授業と
最低賃金のバイト

子どもにだって悩みはあるんだ


だから私には
チェリーコークとセックス


何もかも忘れさせてくれる刺激

それはちっとも優しくないけど



ほら
痛みが私と言う存在を認めてくれる



だから私には
チェリーコークとセックス



朝になれば
黒いセーラー服に全てを隠しこんで

軽い足取りで校門をくぐる


だって私は優等生


チェリーコークのことは内緒なんだよ
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