冷たい潮/
青の詩人
その名が彷彿とさせたから
コンビニで買う「冷たい潮らあめん」
ふたを開け中身をとりだし麺のカバーを外し
透明な冷たいスープを染みこませる
めんま、海老、のりなど乗せて出来上がり
聴くはもちろんスピッツの
手帖の隅で眠る曲
沁みこんでいくさざ波の
その冷たさが心地いい
食べ終わり容器の面をかおに付け
さかさに向けて空を見る
潮のかおりとともに見ていた
ぼやけた未来が好きだった
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