少女の殺人/
なかがわひろか
面倒くさくて大変だとは思いませんでした
まだまだ私のリストには
何十人もの人の名前が書かれています
私はもう既に疲れてしまいました
私は彼を横に並べて
彼の好きなヒーローのテレビを観ました
私は疲れてしまって
ぐっすりと眠りました
夢の中で
彼と私は
手をつないで
実は君のことがずっと好きだったんだ、と言われました
私はとても嬉しくて
殺してごめんね、と言いました
(「少女の殺人」)
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