慟哭/
麻生ゆり
まりにも広くて
あまりにも 頼りない
どこかで 誰かが目に見えない涙を流し
誰かが 聞こえない悲鳴をあげている
そしてそれは
隣にいる 君なのかもしれない
ほかでもない 私なのかもしれない
今 せいいっぱいの感謝を
側にいる人たちに 捧げよう
今 せいいっぱいの感謝を
遠くにいる人たちに 捧げよう
そして
もがいて あがいて
つぐなって あがなって
いつか 浄化するために
その日まで
私は叫び続けるんだ
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