欲情の温もりと優しい光 傷が癒える夜の幸せな雨/八十作品/板谷みきょう
打ちひしがれたときの 中島みゆき
燃えて弾けて きっと何も無くなっていく夕焼け
静かに 傷が癒える夜を待ちたい
窓から見えてるかな?満ち始めてる橙の半月
腕の中でスースー眠る 君がいたらいいのに
明日の朝 起きれるだろうか 夜更け
忘れることは出来ないから 空を仰いで寂しい月を探す
KEY…君のココロとからだの扉開く…KEY
落ち葉の舞う秋風の 「許してね…ただ 許してね。」
☆**☆**☆
しっとりと 唇のなめらかに 柔らかさ味わう
二人きり ねえ。どこまでも一緒に行こう
いちばん幸福なひとのために よだかは鳴きましょう
誰でも良い訳ぢゃなく 叶わぬことと諦めながら 逢いたくて雪虫
同じ想いばかり駆け巡って 遠いあの人を思い出す
幸せな雨 雲と交わした 約束を待って
寒さが身に沁む 睡眠不足の留まるる朝
日の射す窓辺に 麦藁とんぼ 空に輝く
光の中で溶ける 白く雪が舞い降りる前に
眠れないのか眠らないのか 螺子巻き残りオルゴールの音
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