逆説の詩/436
 
どこにでもあって
どこにもないもの

それは心だったり
それは時間だったり

どこにもないから
どこかに求めてる

それは夢だったり
それは愛だったり

悪夢のような現実と
桃源郷のような妄想

失われる尊い命と
弄ばれた清らかさ

明日へと帰る眠りと
昨日へと進む物思い



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