五月の/
まどろむ海月
られた
翼だとでも
自由なあなたの
魂の残り香を
抱きしめても
やさしい五月は
翠(みどり)に
透きとおるばかりです
? 雲
かなわぬ憧れから
金色に降りしきる痛み
消えない
てのひらの
想いは淡く
翠に透きとおり
五月の風に流れ
あの雲のように
あなたの空へ
彷徨うだろうか
今夜は
銀河の海を
ゆったりと泳ぐ
白鯨の夢を
見たい
}
戻る
編
削
Point
(17)