合コン帰りに思うこと 1/んなこたーない
 
どうでもいいんだけどね」などと文末に付け加えるひとがいる。
ひとはそれぞれ美徳のひとつやふたつ持ち合わせているものだが、
ぼくがもっとも不潔に思うのがまさにこの手のタイプである。
つまり、自意識の殻を打ち破ること、徹底した個人主義をつらぬくこと。これがぼくの美徳である。

ぼくらは言葉が軋轢の原因になることを知っている。
それはコミュニケーションには根本的な欠陥があるからで、人間性の完全なる敗北である。
しかし同時にぼくらはそれらを踏まえたうえでなお、相互理解の実現があることも知っている。
なにより第一になすべきことは無償の価値を信じることだ。
さあ、みんなJandekを聞こう。
戻る   Point(2)