詩集・人生の最中に/生田 稔
か
明日の百より今日の十、食うてなんぼのわれわれだ。
裁判だって口の巧いやつが勝つ
受験だつて、就職だって実力より要領だ
人間の心は深いというが、誰もそんなこと考えたら
パンクしてしまう
俺なにいってんや、腹を立てる人いるかもしれへん
もうやめとこ。
?ふりょうしょうねん(昭和三三年ごろ)
おいでやす ようおこしやす どこからおいでやしたんどす まあごゆっくりしておいきやす わたしら京都のもんは、おしゃべりどすえ なんどゆうとおくれやすな おいくつどすの おたくさん学校でも、そなにだまっておいやすのか もうそいでよろしおすのか ほんまにがくせいさんどすのか
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