肉体屋 またの名をヤドカリ屋/はじめ
 
 遠くの景色ばかり見る骸骨 人形
 ぺんぺん草が生えた土地にぽつんと一軒だけ立つ 露店と店屋
 この店は主に肉体を無くした魂や影によって賑わっている
 この近くで大きな戦争があった
 大勢の戦死者が出て 魂や核爆弾で焼き付いた影などが大量に発生した
 何十?もの列ができて 数百体の骸骨と人形を奪い合う
 客がいなくなった深夜 婆さんはボロ布と綿から人形を作る
 松明を灯して青年は 戦場を赴い死体を探す
 できればなるべく白骨した死体を探す
 台車に乗せて死体を店まで運んでいく
 そこで死体の腐った肉を全て削ぎ落として骸骨にする
 当然脳味噌も目の穴から穿り出して綺麗にする

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