小説・疑惑のぽえむ君 (女性説)/ぽえむ君
のにだよ、ぽえむ君は既にみんなの顔と名前が一致しているんだよ。」
「う〜ん、そりゃ、確かに変だ…。」
「他にも誰が朗読会で何をしているとか、いろいろと知っているでしょ。」
「だねぇ。」
「それだけの多くの情報を知るには、かなりの活動をしないと
できないじゃん。ネットの検索にも限界があるし…。」
「まあねぇ…。」
「で、もし男性だったら、そういう動きの中で誰ってわかるでしょ。」
「あ〜、そうかもねぇ。」
「ところがそれがわからない。」
「別ネームということも考えられるでしょ。」
「もちろんそれも考えたさ。でも男性ならわかってくるはずなんじゃないの?」
「ほぅ。」
「会話しな
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