泡沫/
水中原動機
通るに決まってるって
ヒーローの言うとおりだ
ぼくはこの世界で
ただの泡沫でしかなくて
誰かの言うとおりにして
お金をもらっているんだ
でも本当は
理想やら希望やら願いやら
届かなくてもいろいろ持ってて
ここにいるって叫び続けてたんだ
春の太陽は行方がしれない
朝起きたら
目覚ましが止まっていて
そのまま会社には行かなかった
誰にも連絡などしなかった
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