すべての言語は理解不能である。/ななひと
 
態は逆である。言葉を交わし合えばあうほど、理解は不能になる。
しかし、私はすこし理論的に考えすぎて、現実から遊離してしまったようだ。実際はそんなことはない(と思っている)。しかしながら、二者間における「理解」とは、多分に他者に対する「幻想」に基づいていることは理解しておかなければならない。楽しそうに意見を交わし合っている二者の間にあるのは、「相互理解」ではなく、「自己満足のすれ違い」や「皮肉の応酬」であることはよくある。
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