日曜日/水町綜助
るいていきたいのです
とうわごとのように繰り返していた友人が昨年結婚した
清掃工場の煙突から煙が吐き出されて
やはり風に巻かれていた
何回も何回もセックスをしている
まいにち死んでいき
まいにち生まれている
そのために食事をしている
そのために収入を得ているが連なってもその先はしらない
どこまでもぼくが連続するのならそれは地獄にほかならない
刻むような音が好き
代々木公園は嫌い
眠る前に一日が終わりますよとつぶやいてみた
扇風機をしまっていない
また夏を迎えるのか
だれなんだ君は
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