皮肉について/んなこたーない
 
なんでもレイモンド・チャンドラー「長いお別れ(ロング・グッドバイ)」が
村上春樹による新訳でこの度新たに出版されるらしい。

ぼくは村上春樹についてよく知らないのだが、話のついでにせっかくなのでひとつ指摘しておきたいのは、
「ノルウェイの森」の後半部で「ウェディングベル・ブルース」がバカラックの曲になっていたはずだが、
正しくはローラ・ニーロであるということだ。故意にそうしたのか、編集者も見落としたケアレスミスなのか、
その辺は判断しかねるが、ローラ・ニーロに熱狂的に入れこんだ一人として、少々気になる箇所であった。
ちなみにそれ以外にこの小説で覚えていることは全く皆無である、というの
[次のページ]
戻る   Point(1)