自信/yoshi
あなたの指し示すその方角へ
私は黙って歩を進める
あなたの見上げるその空を
私も黙って見上げる
あなたのすくったその水を
私は黙って飲み干すだろう
あなたといる限り
私は真綿に包まれたように
やわらかいやさしさの中で
微笑み続けていられると
思ったから
あなたの薬指を握り締めた
あなたの背中が
小さくなっても
私はあなたを見つける自信があるから
いつかふいに
いなくなっても大丈夫
あなたはきっと
私の元へ
お土産を片手に
戻ってくるだろう
あなたを
愛するという事にかけて
私はプロだ
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