桜の木/yoshi
 
僕は

君の存在が永遠で

ずっとずっと僕の側で

微笑み続けてくれる事を

信じてきたんだ

だから

暖かい言葉や

甘い言葉を

言わなくてもいいと思ってきたんだよ

君に

全部を伝えなくても

きっと君はわかってくれていると

思っていた

庭の桜の木がつぼみを付けた時

君が嬉しそうに僕に報告してくれた

でもあの時

僕は笑顔を返しただろうか

目を

見てあげただろうか

すまない

自信がないよ

長男が産まれたときに

君は僕にそっくりだと

喜んでくれたから

僕もすごく嬉しかった
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