オレンジの黙示/青の詩人
ふりをしてきた「ボク」に
セカイが終わるのを知っていながら
僕は再び糸を引いてしまった
パチン
パチン
朝
いつもの僕 が訪れることも
はじめからわかっていたんだ
だけど僕はリピートボタンを押した
押さずにいられなかったんだ
書かずにいられなかったんだ
僕と「ボク」をかろうじてつなぎとめて
新しいセカイを忘れないために
そして「ボク」は僕へと戻った
また出会えるだろうか 行けるだろうか
オレンジの鐘が鳴り響く この場所に
1:05の奇妙な「ボク」に
パチン
パチン
パチン
2005/6/4
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