@ノ”「えいえんをめぐる短詩集」/ダーザイン
せなかった寂しい思いが
流した涙の化石なのです
どこまでもふけていく夜の果てで
薔薇色の石を握り締めた僕は
ひとつの透明な影となって
ひとつのほの暗い明るみとなって
分かたれることのない世界を
呪現しようと思います
えいえんもなかばを過ぎた
遠い岸辺は星々のもと
見知らぬ夜明けを迎える前に
流氷が
軋む音が聞こえています
# ホムペの「永遠短詩集」の抜粋です。
興味を持っていただいた方はこちらの方にもいらしていただけると嬉しいですヽ(´ー`)ノ
http://members.at.infoseek.co.jp/warentin/eientansisyuu.htm
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