自戒/結城 森士
う詩に書かれています。常に、漠然とした大切なものの為に戦ってきたつもりです。この思春期の門の向こう側で得たものはとても大きいものでした。多くの人の気持ちを少しでも知ることが出来ました。しかしその一方で骨の病気とも戦い、続けてきたスポーツもストップし、最後には精神障害の発作を引き起こすほど苦しみました。自分の人生を恨んだこともたくさんあります。
しかし、僕にとって今の自分、そして今の自分の状態は過渡期に過ぎません。理想が大きく、過渡期が長すぎたため思春期の門から抜け出るのがあまりにも遅くなってしまいましたし、僕は実際多くの若者より精神的に出遅れているのだと思っています。
僕は今、自分の厭世的
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