自戒/結城 森士
僕にとって理想とは可能性のことです。僕の詩『情景、雨宿り』が指し示す意味の一つの要素として「羽=可能性(=理想)」という意味が込められています。人間として、そろそろ本当の意味で信念を貫くときがやってきたように思います。
僕は理想だけがやたら高いのですが、根本的に厭世的な要素を多く持っている為にその部分が自らの行動を規制し、邪魔してしまうタイプでした。このタイプは、理想と自分の力不足のギャップに悩まされ、劣等感の塊に陥りやすいタイプです。
理想は、捨ててしまえば楽になれます。しかし僕が理想を捨てることは有り得ません。何故僕が理想ばかり高いその道を選んだのかは、僕の『思春期の門』という詩
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