完全失業日記(爆裂酩酊ポエム道)/ダーザイン
た旧ソ連邦の科学技術の結晶、爆裂電波詩
道強化ギブスや爆裂電波詩受信ギアをはめて、文学の王道を探求するのも良いかもしれま
せんな。
2.
ティムポを握り締めてしばし呆然としていたわたくしの目を覚まさしたのはご近所のガ
キどもでした。カーテンも閉めずに放心していたのはうかつでしたな。
「変態!」と叫ぶ声が住宅街に木霊するうら悲しい午後、今日は鬱です。
目覚めると時計の短針が45度も進んでおりました。ティムポ握ったまま。
ああなんか人生みたいだな、とわたくしは思いました。
会社を辞めてから一週間、そんなふうにやり過ごしてしまいました。
まだ旅には出られません。寝癖が脳の皺に
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