裸体/みい
 
ここはとても寒い。

サラダなんかより冷たくて、
鮮やかで食べたくなる。

鮮やかな部分を指ですくったら、
わたし
半分消えてなくなったの

なんでかな



5、
もういいよ、と言って、
途中で服を着た

そんなわたしを見つめて

何故震えてるのか問うあなたに

誰も気付かないのに、って
あは、ってわらった。

服なんて着ていても仕方がないと思った。
帰り道でわんわん泣いた。
しょうもないことばかりで泣くので少し困った。

裸体のわたしはちゃんと正直だったかなぁ。
思い直してまたわんわん泣いた。



6、
なんにもないの。

はたかんぼのわたしで
なんでもかんじられるように
なって、
かみさま。

わたしからでてきたのは、
ふにゃふにゃのはなうたで
うぶごえ、
きこえたみたい。

うまれたの。
かみさま。
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