「月の亡骸」/
なかがわひろか
くだされば・・・」
太陽:「貴女はそれでいい、と・・・」
月 :「ええ、それでいい、と・・・」
終えた私の亡骸を、貴方は優しく焼き尽くしてください。
例え今より遠く離れようとも、忘れ難き思いは果てません。
新しく貴方の光を受ける
そのものに
私を
私だけを
重ねてくだされば
私は
私は
幸せなのです。
貴方の中で
永遠の美を持った
私として
生かしていてくだされば
私は
私は
幸せなのです。
(「月の亡骸」)
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