ナマケモノの帰省ラッシュ/
イヴ
外見ばかりで判断しないでほしい
こんな僕たちだって
日々を頑張って生きてるのだから
故郷には昨年体を壊したお袋を残し
単身乗り込んできた大都会
のまれるほどの交差点のなか
ふいに思うは何時かの木の香り
明日始発で帰ろうか
忘れた温もりを探し出すために
逃げ出したと言われても構わない
負け犬呼ばわりされても別にいい
ただそれより大事な何かが
あのジャングルにはあるはずだから…
なぁ お袋
あんたの背中でまた眠りたいな
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