最初で最後の握手。。。(改訂版)/Lily of the valley
度をしていると、ロバ男先生が出てきて、『これから靴箱に行く』と言っていた。
と言うことは、中学三年の担任である先生のことだから、靴箱に残っている上靴の整理だろうと思い、急いで後をつけた。
まるでストーカーそのもの。
靴箱につくと、先生は一人で四クラスもある靴箱を一つ一つ開け、残っている上靴、その他を確かめていた。
残っていた上靴をクラスごとにゴミ袋に放り込み、ゴミは別に袋に入れていた。
ボクが、『手伝いましょうか?』と声をかけると、『手が汚れるから良いですよ。』とかわされてしまった。
では遠慮なく、と思いながら、先生が仕事をする横で、さらにおしゃべりを続けた。
職員室で先生と話してい
[次のページ]
戻る 編 削 Point(3)