メモ/はるな
 

お正月はあわただしく過ごした。姉やいもうとの子供たちと、むすめ、気難しくなってきた犬の宝籤と、姉妹とそれぞれの夫たち、両親。姪っ子が掌いっぱいに南天の実を採ってくれば、自分も欲しいと泣く甥、それよりももっと多く欲しいと怒るべつの甥っ子。
こどもたちのための食器は、優しくて小さくて嘘みたいって思う。

むすめはほとんどわたしと同じ背丈になって、すれちがうたびに母に「あれ、はなちゃんか。はなちゃんだかはるなだか、わからないわね」と嬉しそうにされる。(むすめの食器は、大人用のものと同じになった)。

宝籤。黒い目を濡らして、庭に寝そべっている。ボールが飛んできても、ちらりとみるだけで動かな
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