西南にYelang(夜郎)という国あり/aristotles200
前漢、武帝の頃、
西南にYelang(夜郎)という国あり
武帝、使者を使わす
使者はいう、頭を垂れ、朝貢するがよい
王はいう、漢王朝何もぞ、わが国は独立国である
使者はいう、王よ、余りにも世の中を知らなさ過ぎる
王はいう、武帝の使者とやら、お主らこそ、わが国を知らなさ過ぎる
使者はいう、弓矢を交えることになるが、よろしいか
王はいう、勿論だ
使者、武帝にありのままを報告する
武帝はいう、隴西の太守、李広に夜郎国を攻めさせよ
降伏せぬのであれば、国ごと滅ぼしてしまえ
こうして李広将軍は2万の軍勢をもって、夜郎国を包囲する
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