クレクレ星人の独り言「ヴォイニッチ手稿考察」/ジム・プリマス
 



 地球は植物が人間を支配する人間牧場だったという、ヴォイニッチ手稿の考察動画を見た。久しぶりに好奇心が掻き立てられる感覚が蘇った。
 特に、人間の為に神様に反旗を翻した植物という言葉心惹かれた。植物は意思があるという説には僕は賛成する。統合失調症の治療を始める前に、僕は通りに咲いている花から話しかけられたことがあるからだ。花たちは「私に名前を付けて。」と言った。
 その頃のことだ。ホットドッグを買うために立ち寄った、ハンバーガーショップのガラスケースのグリーンサラダが「私を食べて。」と囁くのが聞こえた。病気のせいだと言われたらそれまでだが、その時の感覚は僕の中に残り続けている。

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