主体と他者  mixi日記より 2010年12月/前田ふむふむ
 
僕において、「主体」「他者」とはなんだろうと考えることがある 
他者を成り立たせているものの前提には主体があり、他者により到来するもの 
としての主体がある 
でも、この主体は何によって獲得したものであるのだろうか 
それは、西洋において、神という自然から、切り離すことにより、 
対立の構図のうちに、獲得してきたものである 
だから、神を意識し、生活の基底に、その存在があり、 
そこから、自己を客観的に認識するうちに、 
あらゆる学が、人文科学、社会科学、自然科学が成立したのであり、 
近代国家も成立したのである 
すなわち、近代的主体をなりたたせるのは、絶対普遍的な規範がなけ
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