かおるの音    蒼風薫/梅昆布茶2
 
春暖や靴の珍場に気づかぬ子

凍み替える夜や明日こそ仕送り日

きさらぎやもらい電話もかけ放題

電話越し
風の変わりて雨水かな


薄氷やバスの1台逃しおり


ポチじゃなくてペスなんだって春生まれ


孫二人じいじいじになにやら朧月

玄関は車庫より上に春夕焼け


お願いは四度目だけど春夕焼け

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