つれづれと俳句(無季)/
大町綾音
わからず屋だったんだねと妹の目
病棟のテレビに映る尋ね人
暁のガス局のタンク赫(あか)に揺れ
花曇りの花は増えたか雨模様か
病にて吹き送る風うしろ足
涙かな花に滴る雨のあと
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