かおるの音 蒼風薫/梅昆布茶2
神様よりステーキが好き人参が好き食べさせてくれた父さん
日が落ちる前にわかるの私には明日の雨が明後日の雨が
願う全てに遠い道のりは自分でわかるけど座りたい
自由の日尋ね尋ねて二十歳の日迎えて見えた手遅れの傷
チョコなんかいらないよねと行って置く私が食べちゃったとは言わない
楽しさのない日ばかりを知ってる飼い猫をじゃらしてやい猫じゃらし
つくづくとつくづくについて考えるほどに食べたいビーフステーキ
いつものじゃないご飯知らず過ぎてゆく日々が一番怖い人生
卵だけは赤玉を買い咎められそれきりになった訪問看護師
欲しい欲しいだから心のさざ波も濁って居ますお金が欲しい
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