ひとよ/秋葉竹
 

 

 おい

鉛筆を
ずいぶん使ってない指を
みながら昔を知る 残酷さ


 このへや

パソコンに
西陽がさしている机
君の香りがしない ときおり


 じゆう

だれだって
いつかはいなくなる夜の
プールに忍び込んだ 2人で







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