道/秋葉竹
 

 

その道に散りばめられたのは
無数のガラス片だったのか

キラキラ輝く光は綺麗で
けれど誤ってそこ道を歩いてはダメだ

お願いだから
幸せにしてほしいと
他力本願でなにかに祈ったのは
ずいぶんとまえのことだが

新しい時代をまえにして
そんな正しい希みなど
いまさら希むべくもなく
ただいままで築き上げて来た
瓦礫のような塔を
大切に保つことだけに
全力を尽くす

降るなら降ればいい
雨よ

この世界に
たしかに雨は必要なのだから

そして傘を持たないままその道を
踏みしめながら歩くのは
なにを後悔しながらなのか






戻る   Point(1)