無限の恋しい世界/秋葉竹
 

 

各フロアごとに
さまざまな物語の世界を展開する
雲を突き抜け、天を突き抜ける
高くおおきな塔がある

神さまの国さえ
はるか眼下にみおろす塔

ひとだけが、なぜ
クリスマスを祝えるのか
敬虔に
祈りを捧げられるのか

でも、もしかしたら
あるフロアの世界では
ウサギがクリスマスを祝い
フクロウが敬虔に祈っているかもしれない

世界のみた目なんて
そんなものなんだよなぁ

事実にみえるいまあるがままの世界も
その輝きも微笑みも偽りも憎しみも
すべてをかねそなえた世界にみえる世界も
ただの、いま、いまを生きる
わたしたちにとっての
事実
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