恋/guest
「君にラーメン作って隣で眠りたい」手首に剃刀宛てながら彼女は言った。「洗濯物畳んでパートに行きたい」睡眠薬をODした後で彼女は笑った。俺の所為で死ぬかもしれない女と寝た事が有るか？他の男との仲を三千年呪いながら死んだ安珍清姫みたいだ。彼女が泣きながら行かないでと言う、彼女が笑いながら抱き締めてくる、白鳥の形をした案山子、有難いお題目ではあるが止してくれ、俺は創価学会に入った覚えが無い！ヨナカーンの首を切らなかったらサロメってただのスケベだよなって思わない？恋愛小説の読み過ぎで頭が可笑しくなったのかもしれない。気が付くと知らない独身男性の名前を諳んじているけど、輪廻も前世も信じる信じない以前に論じた
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